ヘッドスパを受けた後、抜け毛が増えたように感じて不安になった経験はありませんか。実は施術後に髪の毛が抜けるのは、ほとんどの場合、自然なヘアサイクルによるもので心配ありません。
正しい知識を持てば、お客様にも自信を持って説明でき、安心して施術を受けていただけます。
この記事では、これからヘッドスパの技術を学びたい方、セラピストを目指す方に向けて、抜け毛の仕組みと、お客様に喜ばれる施術のポイントをわかりやすく解説します。
ヘッドスパで抜け毛が増えた気がする理由とは?

ヘッドスパを受けた直後、洗面台やシャンプー時に抜け毛が増えたように感じる方は少なくありません。
しかし、その大半は自然な毛髪の生まれ変わりサイクルによるもので、施術が原因ではないのです。
正しく理解していれば、お客様にも安心して説明できます。まずは抜け毛が増えたと感じる主な理由を見ていきましょう。
施術直後に抜けるのは休止期毛
ヘッドスパ後に抜ける髪の毛の多くは、すでに成長を終えて抜ける準備が整っていた「休止期毛」です。
毛髪には成長期・退行期・休止期というサイクルがあり、日本人の場合、1日に50〜100本程度は自然に抜け落ちます。
施術によるマッサージや洗浄で頭皮への刺激が加わると、もともと抜けかけていた髪が一度に抜けるため、いつもより多く感じるだけ。健康な毛根には影響がなく、新しい毛髪が育つための自然な現象です。
施術者として、この仕組みをお客様へ丁寧に伝えられると安心感を与えられます。
季節・ホルモンバランス・体調の変化でも増える
抜け毛の量は季節や体調、女性ならホルモンバランスの変化にも大きく左右されます。
特に秋は夏の紫外線ダメージの影響で抜け毛が増えやすく、春も環境の変化によるストレスで一時的に増加する傾向があります。
また、産後や更年期、生理前後などホルモンが変動する時期も毛髪の成長に影響を及ぼします。さらに、睡眠不足や栄養バランスの乱れ、疲労の蓄積なども抜け毛の原因に。
ヘッドスパを受けたタイミングがこれらの時期と重なっただけで、施術そのものが悪化させるケースはほとんどありません。
サロン施術とホームケアでの見え方の違い
普段、自宅でシャンプーをしていると抜け毛はお風呂の排水口に流れてしまい、あまり目に入りません。一方、サロンでの施術では洗面台に溜まった髪の毛や、タオルに付着した抜け毛を目にする機会が増えます。
さらに、プロの手による丁寧な頭皮マッサージとクレンジングで、毛穴に詰まっていた汚れと一緒に休止期毛がしっかり取り除かれるため、いつもより多く見えるケースも。
実際の抜け毛の本数が増えたわけではなく、「見える化」されただけ。この違いを理解していれば、お客様の不安にもすぐに対応できます。
安心してヘッドスパ施術するために知っておきたいこと

ヘッドスパは正しく行えば素晴らしい効果がある施術ですが、お客様の安全を守るために知っておくべきポイントがあります。これらを理解していれば、自信を持って施術できます。
ここでは、施術前に確認しておきたいケースと、その対処法を見ていきましょう。
「心地よい」強さで施術する大切さ
マッサージは「心地よい」と感じる強さが基本です。お客様の中には「強いほうが効く」と思われる方もいますが、適切な圧でこそ効果が得られます。
力任せに頭皮を揉みほぐすマッサージは、毛根や毛細血管にダメージを与える可能性があります。
頭皮は顔の皮膚よりもデリケートで、過度な圧迫や摩擦は炎症を引き起こし、健康な毛髪の成長を妨げる原因になることもあります。
頭皮トラブルがある方への寄り添い方
お客様の中には、頭皮に悩みを抱えている方もいらっしゃいます。脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)や乾燥による湿疹、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患、あるいはAGAや脱毛症で悩んでいる方です。
こうした方々こそ、癒しを求めてサロンに足を運んでくださいます。大切なのは、カウンセリングで状態をしっかり確認し、適切な対応をすること。
正しい知識があれば、お客様の状態を見極め、できることとできないことを誠実に伝えられます。こうした対応力こそ、信頼されるセラピストの証です。
しっかり学べば安心して施術できる
ヘッドスパの施術には専門的な知識と技術が求められますが、体系的に学べば、初心者からでも確実にステップアップできます。
お客様の頭皮状態を正しく見極め、適切な圧で施術できるセラピストを目指せます。
一般社団法人メディカルエステ協会では、医師監修のもと開発された手技を基礎から学べます。
46年の歴史を持つ厚生労働大臣認定スクールとして、頭皮の構造や毛髪のサイクル、解剖学、カウンセリング技術まで、体系的なカリキュラムをご用意。
少人数制で一人ひとりに合わせた丁寧な指導を行い、お客様に安心して施術できる確かな技術と知識が身につきます。
ヘッドスパはもちろん、フェイシャル、リンパドレナージュ、メディカルケアなど、トータルで学べる環境が整っています。自信を持ってお客様に施術を提供できるセラピストを目指しませんか。
正しいヘッドスパがもたらす本来の効果

適切な技術と知識に基づいたヘッドスパは、頭皮環境の改善だけでなく、全身のリラクゼーションにもつながる素晴らしい施術です。
ここでは、正しく行われたヘッドスパが持つ本来のメリットを詳しく見ていきます。
頭皮の血行促進
ヘッドスパの目的は、頭皮の血流を良くして毛根へ栄養や酸素を届けやすくすることです。
頭皮は心臓から離れているため血液が届きにくく、血行不良になりやすい部位。適度なマッサージによって血管が拡張し、血流が促進されると、毛髪の成長に必要な栄養が行き渡ります。
また、頭皮の血行改善は眼精疲労の軽減にもつながり、目の周りの筋肉の緊張がほぐれます。さらに、肩こりや首こりの改善も期待できます。
頭部と首・肩周辺は筋膜でつながっているため、頭皮への刺激が周囲の筋肉の緊張を和らげる作用があるといわれています。
代謝アップで皮脂・汚れの排出が促進
頭皮の血行が良くなると、新陳代謝が活発になり、毛穴に詰まった皮脂や古い角質、汚れの排出がスムーズになります。
特に皮脂の分泌が多い方や、整髪料を日常的に使う方は、毛穴の詰まりが薄毛や頭皮トラブルの原因になりやすいです。
ヘッドスパでは専用のクレンジング剤とマッサージによって、通常のシャンプーでは落としきれない汚れまでしっかり除去できます。
清潔な頭皮環境が保たれると、毛髪が健やかに育ちやすくなり、頭皮トラブル防止も期待できます。
薄毛予防につながる
血行促進と頭皮環境の改善によって、毛根への栄養供給が安定すると、毛髪の成長サイクルが整いやすくなります。健康な頭皮は太くてしっかりした髪を育てる土台です。
ヘッドスパは育毛剤や発毛治療のような直接的な効果はありませんが、長期的に見れば薄毛の進行を遅らせる予防策として有効です。
特に、ストレスや生活習慣の乱れによる血行不良が原因の薄毛には、定期的なヘッドスパが大きな助けになります。
顔のリフトアップ・たるみ予防にも好影響
頭皮と顔の皮膚は一枚でつながっているため、頭皮が凝り固まると顔全体がたるみやすくなります。ヘッドスパで頭皮をほぐすと、顔の筋肉も引き上げられ、リフトアップ効果が期待できます。
特に額やまぶた、頬のたるみが気になる方には、頭皮ケアが有効なアプローチです。顔のむくみ解消にもつながり、フェイスラインがすっきりするといわれています。
副交感神経優位によるストレス緩和
心地よいマッサージとリラックスできる環境は、副交感神経を優位にし、ストレスの軽減に大きく貢献します。ヘッドスパは単なる頭皮ケアではなく、リラクゼーションとしての役割も重要です。
施術中に眠ってしまうお客様が多いのは、深いリラックス状態に入っている証拠。ストレスが軽減されると、不眠の改善や自律神経のバランス調整にもつながります。
また、ストレスによって引き起こされるめまいや耳鳴り、イライラの解消にも効果が期待できます。
正しい施術なら心地よさだけが残る
適切な強さと技術で行われたヘッドスパなら、頭痛やイライラ、めまいなどの不快な症状は起こりません。施術後は心地よいリラックス感だけが残ります。
正しい知識と技術を身につければ、お客様に安心して施術できるようになります。施術中はお客様の反応を観察し、「気持ちいい」と感じていただける圧加減を見極めるのが大切です。
体調不良時の施術は避けるなど、基本的な判断力も学びを通じて身につきます。
ヘッドスパはやりすぎ・強すぎると逆効果になる?

ヘッドスパは効果的な施術ですが、頻度や強さを誤ると、かえって頭皮へ負担をかけてしまいます。「良いものだから毎日やりたい」と考えるお客様もいますが、適切な間隔を守らなければトラブルの原因に。
ここでは、頻度や強さが頭皮に与える影響を詳しく解説します。
エステティシャンとして、お客様一人ひとりに最適な施術プランを提案できるよう、やりすぎのリスクについても理解しておきましょう。
適切な強さと頻度を守る
マッサージの強さは「痛気持ちいい」ではなく「心地よい」と感じる程度が理想です。お客様に「どのくらいの強さがお好みですか?」と確認しながら進めると、満足度が高まります。
施術時間は一般的に30〜60分程度が適切。ヘッドスパの適切な頻度は、月1〜2回程度が目安です。
頭皮のターンオーバーは約28日周期のため、この間隔であれば頭皮環境を整えながら、過度な刺激を避けられます。
カウンセリングで頭皮状態を確認
施術前のカウンセリングは、お客様の悩みや頭皮の状態を知る大切な時間です。
- いつ頃から薄毛が気になり始めたか
- どの部分が特に気になるか
- アレルギーや持病の有無
- 生活習慣やストレスの状況
これらの情報をもとに、お客様一人ひとりに合わせた施術プランを提案します。
カウンセリングは技術以上に大切なスキル。お客様が安心して悩みを打ち明けられる雰囲気作りも、セラピストの大切な役割です。
頭皮が弱っている・炎症がある場合
頭皮に炎症や傷がある状態では、通常のヘッドスパでも悪化のリスクがあります。
以下のような場合は、施術を控えるか、医師への相談をおすすめします。
- 頭皮に傷や湿疹、炎症がある
- 日焼け直後やカラーリング・パーマ直後
- 重度の皮膚疾患(脂漏性皮膚炎、乾癬、アトピー性皮膚炎など)
- 高血圧や心疾患などの持病がある
- AGAなど医療的治療が必要な脱毛症の可能性がある
これらのケースでは、お客様の安全を最優先に考えて、無理に施術を行わない判断が大切です。
ヘッドスパのやりすぎについて、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

ヘッドスパ効果をさらに高める生活習慣

ヘッドスパの効果を最大限に引き出すには、日常生活での取り組みも欠かせません。
施術だけに頼るのではなく、血行促進や頭皮環境の改善を生活全体でサポートすると、より持続的な変化が期待できます。
湯船で血行を促進し、睡眠の質を高める
毎日シャワーだけで済ませず、湯船にゆっくり浸かる習慣は血行促進に非常に効果的です。体が温まると全身の血流が良くなり、頭皮への血液循環も改善されます。また、入浴によって副交感神経が優位になり、リラックス状態に。
その結果、睡眠の質が向上し、成長ホルモンの分泌が促されて毛髪の成長にも好影響。特に、就寝の1〜2時間前に入浴すると、体温が自然に下がるタイミングで眠りやすくなります。
ヘッドスパで得たリラクゼーション効果を、日常の入浴習慣でさらに持続させましょう。
栄養バランスの見直し
健康な毛髪の成長には、タンパク質やビタミン、ミネラルといった栄養素が必要不可欠です。特に髪の主成分であるケラチンを作るには、タンパク質と亜鉛、ビタミンB群が重要。
偏った食生活や無理なダイエットは、毛根への栄養供給を妨げ、薄毛や抜け毛の原因になります。バランスの取れた食事を心がけ、緑黄色野菜や魚、大豆製品などを積極的に摂取するのがおすすめです。
また、血液をサラサラにする効果のある食材も、頭皮への血流改善に役立ちます。
ストレス・スマホによる自律神経の乱れを防ぐ
現代人の多くが抱えるストレスとスマホの長時間使用は、自律神経のバランスを乱し、血行不良や睡眠の質低下を招きます。特にスマホを見る姿勢は首や肩の筋肉を緊張させ、頭部への血流を妨げる原因に。
寝る前のスマホは交感神経を刺激し、不眠にもつながります。適度な運動や趣味の時間を持ち、ストレスを定期的に解消しましょう。
また、スマホの使用時間を意識的に減らし、首や肩のストレッチを取り入れると、頭皮への血流改善にもつながります。
薄毛が気になる人がヘッドスパを受けるときの注意点

薄毛に悩む方がヘッドスパを受ける際には、慎重な対応が求められます。適切な施術は頭皮環境の改善に役立ちますが、誤ったアプローチは逆効果になる可能性も。
ここでは、薄毛が気になる方への施術で押さえておくべきポイントを解説します。
信頼できるサロンと施術者を選ぶ
薄毛に悩むお客様にとって、サロン選びは非常に重要です。知識と技術が不足した施術者による強すぎるマッサージや、頭皮の状態を無視した施術は、かえって抜け毛を増やすリスクがあります。
信頼できるサロンは、カウンセリングに十分な時間を取り、お客様の悩みや頭皮の状態を丁寧に確認します。
また、施術後のアフターフォローや、生活習慣のアドバイスまで提供してくれるかも判断基準。エステスクールで学ぶ際には、このような総合的な対応力を身につけましょう。
事前のカウンセリングで悩みを伝える
いつ頃から薄毛が気になり始めたか、どの部分が特に気になるか、家族歴や生活習慣、ストレスの有無などもカウンセリングで共有しましょう。
既にAGA治療を受けている場合や、育毛剤を使用している場合も必ず伝える必要があります。
施術者側は、この情報をもとに頭皮の状態を観察し、適切な施術プランを提案します。薄毛が進行している部分には特に優しい刺激を心がけ、無理な刺激を避けるのが基本です。
お客様が安心して悩みを打ち明けられる雰囲気作りも、エステティシャンの大切な役割です。
セルフの頭皮マッサージでも効果はある?

施術の合間に、お客様ご自身で行える頭皮マッサージをアドバイスするのも、セラピストの大切な役割です。
ここでは、自宅で行う頭皮マッサージの効果と、正しいやり方について解説します。
血行促進・疲労緩和には有効
セルフの頭皮マッサージには、発毛や育毛といった直接的な効果は期待できませんが、血行促進やリラクゼーション、疲労の軽減には十分効果的です。
毎日数分間、指の腹で優しく頭皮を揉みほぐすだけでも、血流が改善され、頭皮環境を整える助けになります。また、眼精疲労や肩こりの解消にも役立ちます。
頭皮マッサージのやり方
セルフで頭皮マッサージを行う際は、シャンプー時または入浴後の血行が良い状態で行うのがおすすめです。
- 指の腹を使って生え際から頭頂部に向かって、円を描くように優しく揉みほぐす
- 爪を立てたり、強く押しすぎたりせず、心地よいと感じる程度の圧で行う
- 両手で頭全体を包み込むように持ち、頭皮を動かすイメージで前後左右にゆっくり動かす
時間は5〜10分程度が目安。長時間やりすぎると頭皮への負担になるため、適度な時間で切り上げましょう。
信頼されるセラピストとして活躍しよう

ヘッドスパ後の抜け毛は多くの場合、自然なヘアサイクルによるもので心配ありません。正しい知識と技術を身につければ、お客様に安心と癒しを届けられる素晴らしい施術です。
セラピストとして大切なのは、お客様の頭皮状態を正しく見極め、一人ひとりに合わせた施術を提供する力。そして、丁寧なカウンセリングと説明で、お客様が安心して施術を受けられる環境を作ることです。
これから学ぶ皆さんが、信頼されるセラピストとして活躍できるよう、一歩ずつ技術を磨いていきましょう。
プロのヘッドスパ技術を学びたい方へ
ヘッドスパは、正しい知識と技術があってこそ、お客様に安心と癒しを届けられる施術です。
「セラピストとして活躍したい」「サロンで差別化できるメニューを増やしたい」「家族を癒してあげたい」――そんな想いを持つ方に、一般社団法人メディカルエステ協会のヘッドスパ講座をおすすめします。
- 医師監修のオールハンド技術
- 解剖学・皮膚組織学に基づいた理論
- 頭皮診断とカウンセリング
- お客様への説明力とアフターフォロー
- ヘッドスパ以外の複合技術(フェイシャル、リンパ、アロマなど)
46年の歴史を持つ厚生労働大臣認定スクールとして、これまで25,000人以上が開業・副業を実現し、15,000人以上が就職を果たしています。
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